
医師から「自閉症スペクトラムは治らない」と言われてしまい、途方に暮れている方も多いですよね。今回は、大人の自閉症であっても言葉の遅れを取り戻せる方法を、「文章が書けない アスペルガー 大人」という関連KWで検索順位1位を獲得した、当事者である私が解説します。
自閉症スペクトラムの当事者が言葉の遅れを持ち続ける3つの理由

自閉症スペクトラムの当事者は、三つ組の特性(こだわり・社会性とコミュニケーションの欠如)により、新たな情報を得るのが難しくなり言葉の遅れを持ち続けるようになります。
ここでは、自閉症スペクトラムの当事者が言葉の遅れを持ち続ける3つの理由について、詳しく解説していきます。
- 理由①感覚過敏や強いこだわりを持つことで得られる情報の幅が狭まる
- 理由②自他の区分が薄いため人間関係を作れず新たな情報を得られなくなる
- 理由③思考力が強いのでアウトプット(発言)できずに考え込んでしまう
理由①感覚過敏や強いこだわりを持つことで得られる情報の幅が狭まる

自閉症スペクトラムの人は感覚過敏や特定のこだわりにより、興味や関心の範囲が限られやすくなります。新しい刺激や多様な経験に触れる機会が少なく、得られる情報の幅が狭くなります。
結果として、語彙や表現のバリエーションが広がりにくくなり、会話や文章表現に必要な情報が不足しやすくなります。
理由②自他の区分が薄いため人間関係を作れず新たな情報を得られなくなる

自分と他人の境界も曖昧で、現代社会では欠かせない上下関係(能動態・受動態)を理解する力が欠けているため、相手の感情や立場を理解して関係を築くことが難しくなります。
結果として、学校や会社で人間関係のトラブルを起こしてしまい、他人と話し合って新たな情報を得られません。
不登校になってしまうと、情報を得るものがインターネットしかなくなるため、言葉の遅れを取り戻すのが難しくなります。
理由③思考力が強いのでアウトプット(発言)できずに考え込んでしまう

自閉症スペクトラムの当事者は男性脳を持つ場合が多いため、思考力が強くなり過去の人間関係の失敗をくよくよ悩みがちです。
結果として、「また嫌われるのではないか」という恐怖心が働き、うまく他人と話せずに沈黙してしまいがちです。
いつまでも人間関係を築けなくなる負のスパイラルに入るため、言葉のアウトプットの練習機会が減り、会話力の向上が妨げられます。
心(共感能力)がなくても言葉のアウトプット自体は行える

ChatGPT等の文章生成AIが出る前は、話す・書くという行為が人間特有のものだと考えられていたので、心(共感能力)がないと言葉を出せないように考えられていました。
しかし、今では文章生成AIの進化により心(共感能力)がなくても言葉を出せるようになり、最新のGPT-5では人間離れしたスピードで文章を生成できます。
ライターなどのクリエイティブ職はAIに置き換わりづらいと考えられていたものの、文章生成AIが発達したことで失われる職業の代表格に選ばれてしまいました。
心(共感能力)はなくても、情報(ビッグデータ)と思考力さえあれば人間らしい自然な文章を書けるようになることが、文章生成AIの進化によって証明されました。
薬で心理的な特性を調整しても自閉症の言葉の遅れは治らない

言語能力は情報と思考力によってもたらされるのにも関わらず、2025年現在でも心(共感能力)が言葉の発達に欠かせないものだと思い込まれています。
そのため、薬で心理的な特性を調整して学校や会社になじませて、コミュニケーション能力を高めるアプローチが主流になっているのが現状です。
文章生成AIによってもたらされた根本的な解決策には直接つながらないため、薬を使って自閉症スペクトラム特有の心理的な特性を調整しても、言葉の遅れは治りません。
自閉症スペクトラムの言葉の遅れを取り戻す8つのステップ

自閉症スペクトラムの言葉の遅れを取り戻すためには、情報と思考力を身に付けることが重要ですが、引きこもった状態ではネットを活用しない限り日本語を使えなくなります。
結果として、他人と会話して新しい情報を獲得し続ける健常者との差がついていき、言葉の遅れを取り戻すのが難しくなっていきがちです。
ここでは、3歳まで言葉を話せず就活の面接で全落ちした状態から、「文章が書けない アスペルガー 大人」で1位を取るまでに成長した私が、言葉の遅れを取り戻す8つのステップを解説していきます。
情報のインプット能力を回復する3つのステップ

ここでは、情報のインプット能力を回復する上で必要な、3つのステップについて詳しく解説していきます。
自閉症スペクトラム特有の症状である、感覚過敏やフラッシュバックに困っている方は、続きの内容をチェックしてみましょう。
感覚過敏を直して新しい情報を受け取れる状態にする

中程度~重度の自閉症の場合、感覚過敏・運動機能の発達の遅れにより、著しく言語能力の成長が遅れている場合が多いです。感覚過敏があると、日常の音・光や匂いなどが強い刺激となり、新しい情報を受け入れる余裕がなくなります。
まずは、「感覚過敏は治りますか?」という本に書かれている身体コンディショニングを行って、感覚過敏を和らげて安心して情報に触れられる状態を整えましょう。感覚過敏を直して身体能力を取り戻すと、新しい情報を受け取れる状態になります。
過去の嫌な出来事に向き合って人間関係に関するトラウマを解消していく

人間関係での嫌な記憶は、新たな交流の妨げとなり、会話を通じた言語能力の習得を難しくさせます。
周りに人がいない安全な環境で、フラッシュバックするような過去の嫌な思い出に向き合って、人間関係に関するトラウマを解消していきましょう。
心の緊張が解けて他人との関係が改善されると、積極的に会話を行えるようになり、言葉のインプット能力がさらに高まります。
Webデザインに取り組んでイメージ力(記憶力)を高めていく

過去の嫌なイメージから解放されたら、Webデザインの知識について学んだ上で、ビジョンボードを描きワクワクする未来をイメージしましょう。
視覚優位な自閉所スペクトラムの方がイメージ力を高めていくと、映像記憶ができるようになるので著しく記憶力が向上します。
結果として、健常者よりも早く情報をインプットできるようになり、言葉の遅れを取り戻せるようになります。
言葉のアウトプットの時間を増やす5つのステップ

ここでは、言葉のアウトプットの時間を増やすのに役に立つ、5つのステップについて詳しく解説していきます。
引きこもってしまっていて、なかなか言葉を使う機会が得られていない方は、ぜひ参考にしてみてください。
- 現代文を学習して基本的な日本語の文法を学んでいく
- X(旧Twitter)で短文ポストを毎日投稿していく
- Webライティングを学んで長文のブログ記事を作成していく
- クライアントワークを行い強制的に文章を執筆する時間を増やしていく
- 影響力を身に付けてから他人と交流して人間関係を作り上げていく
現代文を学習して基本的な日本語の文法を学んでいく

現代文の学習を行うと、Webライティングの基礎的な能力である、正しい文法や語彙の使い方を身につけられます。
文章構造を理解することで、意味が明確で誤解の少ない表現が可能になり、他人から批判されづらくなります。
まずは、小学校~高校の現代文の教科書や参考書を活用し、例文を分析しながら文法の精度を高めましょう。
X(旧Twitter)で短文ポストを毎日投稿していく

140文字の短文投稿は言葉を凝縮し、要点を素早く伝える力を鍛えられるだけでなく、ブログ記事の見出しの内容をスラスラ書く上でも役立ちます。
また、新しいフォロワーも作れるので、毎日ポストする習慣を身に付けると、言語能力と社会性を効率的に高められます。
Webライティングを学んで長文のブログ記事を作成していく

Webライティングは、インターネット上にある情報を整理して文章として伝えるスキルで、集客に役立つのでメディア記事の作成で使われる場合が多いです。
長文記事の作成を通じてリサーチや構成作成を行うため、言語能力の源となる情報量や思考力が改善されていきます。
SEOを意識すると集客まで行えるようになるため、他人から評価されるようになり、人間関係も作りやすくなります。
クライアントワークを行い強制的に文章を執筆する時間を増やしていく

ブログ記事を通じて人間関係を作れるようになったら、Webライティングに関する継続案件を引き受けて、クライアントからの信頼を書くとしていきます。
クライアント案件は納期と品質基準があるため、計画的かつ集中して文章を書く習慣が身につきやすいです。
強制的に素早く文章を執筆する時間を増やすことで、文章力の加速度的な向上につながります。
影響力を身に付けてから他人と交流して人間関係を作り上げていく

身に付けたWebライティングのスキルを活かして、ブログ記事を上位表示させると影響力が身に付き、他人との信頼関係が築きやすくなります。
影響力が身に付いたら、他人と交流した上で営業活動を行うと継続案件が増えていき、言語能力が高まり続けていくポジティブスパイラルに入れます。
言葉の遅れを取り戻せたとしても自閉症特有の気質は治らない

8つのステップを通じて言葉の遅れが克服できたとしても、自閉症スペクトラム特有の心理的特性が消えるわけではありません。
「強いこだわり」や「共感スキルとシステム化スキルの偏り」などは、生まれ持った脳の特性として生涯にわたって続くことが多いです。
実際に、自分自身の研究者的な気質や極端な男性脳は残ったままで、他人から束縛された時に荒くなる性質は変わりませんでした。
情報のインプット力とアウトプット力を高めて言葉の遅れを取り戻そう

自閉症スペクトラムの言葉の遅れは、情報のインプット力を高めた上で、日本語をアウトプットする機会を増やしていくことで克服可能です。
とはいえ、英語学習のように数千時間単位で取り組む必要があるので、記事で書かれた8つのステップを地道にこなしていき、少しずつ言語能力を身に付けていきましょう。
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